スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

識字率と入学率

2011.11.14.16:45

【識字率】
simple literacy 92.28%(2000年国税調査)Functional literacy83.79%(1994年調査)男性81.7%女性85.9%と高いが、お金がなくて定期的に調査できない上、各部署が成績を上げようとして数値を改ざんすることもしばしばである。

【入学率】
中等教育(high school)への入学率は60%ほど。つまり5人に1人は日本で言うところの中学校(フィリピンではhigh school)へ行っていない。

【中退者の多さ】
基礎教育における修了率は小学校が65%、高校が45%、農村地域においては中退者も多く4分の1が3年生になる前にドロップアウトしている。数学、理科、英語の達成率も50~60%以下である。学校に通うお金がない、家族に働くよう言われるなど、貧困からくる理由で中退する生徒が多い。中退して、また再入学して、もう一度中退して…を繰り返す生徒もいる。教育よりも日々の生活が優先されるため、勉強することに対してモチベーションの低い子どもが多い。若干、男子中途者の方が多いのは、力仕事に駆り出されるからかもしれない。そのせいかどうか女子の方が学ぶ意欲が高い。
スポンサーサイト

フィリピン人の社会保障

2011.03.14.18:52

フィリピン人の半分は定職を持たないので、安定した収入がない。

住居は普通借家であり、貯蓄などの資産もなく、まさにその日暮し。

そしてフィリピンには充分な社会保障制度もない。
家族や親戚がお互い助け合って支え、家族・親戚が支えられなければ、隣近所の人々が急場を助ける。

一族の中でビジネスに成功した者は、他の親戚を雇い、彼らを食べさせる。
あるいは一族の何人かが海外に出稼ぎに出かけ、彼らが送ってくる送金を分け合うことで暮らしている者も多い。

一族の中に優秀な者がいれば教育、もしくは出稼ぎ費用に投資をして、ゆくゆくは彼らからのリターンを期待する。

政府が守ってくれないから、一族で守りあう、支え合う。
言い換えるなら、一部の優秀な血族に頼る。

それが彼らの「社会保障」である。

教員の身分

2011.03.14.18:40

【教員の身分】
Volunteer teacher
保護者等の寄付(学校独自の予算)から謝礼金を出す
Teacher aid
保護者等の寄付(学校独自の予算)から謝礼金を出す
Substitute teacher
Regular TeacherⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ
Master teacherⅠ,Ⅱ,Ⅲ
PrincipalⅠ,Ⅱ

教員の身分は国家公務員。厳しい環境で働く割には給料が安い。よりよい処遇を求めて優秀な人材はどんどん海外へ流出している。これにより、教員の質が相対的に低下しているといわれる。ボランティアティーチャーは小遣い程度のお金しかもらっていないので、「チューター」などと言われる個人レッスンをして小遣いを稼いでいる。正採用の教員もチューターをしている人が多い。ロハス市の相場は子ども一人当たりP1,200。5~6人教えている教員もいて月にP6,000以上稼いでいる教員もいる。学校で服や靴、手作りのお菓子を売るなど副業をしている教員もいる。

教員の免許を取得するには、大学で必要単位を獲得した後、国家試験に合格しなくてはいけない。そののち、ボランティアティーチャーなどを数年経て周りに認められてから、レギュラーティーチャーになるための試験を受けられる。何度受けても合格できない、という人もおり、レギュラーティーチャーと変わらない仕事をこなしつつも、給与は格段に低いというケースもある。

現場の教員は女性が大半(95%)だが、DepEDの上級職になると男性が多い。雇用に関して縁戚関係が決め手になることが多く、余程優秀であっても出世するのは困難そうである。

手話通訳と聴覚障害者に対する情報保障

2010.12.01.20:49

フィリピンには日本のような手話奉仕員・通訳者養成制度はなく、
通訳は教員か障害者団体関係者が行っている。

しかしながらその通訳レベルは日常会話レベルでしかなく、
学校での授業内容や専門的なやり取り、会議やセミナー内容を伝え切れるレベルではない。

情報保障に対する感覚も希薄で、ろう生徒やろう者が同席していても、通訳をしないことがしばしばある。
このことから分かるように、フィリピン人は障害者の持つ権利に対して鈍感である場合が多く、関係者でさえ配慮できていない。

フィリピンには2つの手話通訳者団体がある。
そのうち歴史的に古いPhilippine Registry of Interpreters for the Deaf(PRID)は通訳者養成講座を行っている。
政府による通訳者認定試験はまだない。
また、教会が政治的に大きな影響力を持っており、信者として少しでも多くのろう者を獲得しようと、手話通訳者を育て、派遣している。
各地域の手話通訳派遣に関しては、教会の役割が大きいとのことだ。

手話通訳費用はろう者自身が負担するのが原則で、例えば、大学の授業に通訳を依頼できるのは、経済的に余裕のあるろう者だけである。
フィリピンには現在、手話通訳の仕事で生計を立てている通訳者はいないらしい。

フィリピンろうリソースセンター(PDRC)では主に、手話の辞書をはじめとする出版物の発行、フィリピン各地の手話調査・研究等を行っている。
将来的には、ろう者が自ら手話講習会・手話通訳者養成を行い、手話指導で生計を立てられるようにすることが目標である。

障害者登録システム

2010.11.20.20:45

1997年に障害者登録調査が開始されたが、DOH(保健省)の資金不足のため中断していたが、
最近再開し、インターネット上でその登録作業ができることとなった。
しかしそのアクセス状態が悪いとのことで、職員からは不満の声が上がっている。

NCWDP(社会福祉国家委員会)と地方政府、DSWDが障害者の登録システムを管理しており、
例えば公共交通の10%割引などを受けられる。

しかし、すべての障害者を網羅することはできていない。
登録に関する広報が不十分で障害者やその家族が登録方法やそのメリットを知らないこと、
登録を行うための公共福祉事務所へのアクセスが悪いことなどが挙げられる。
またそれを手助けするような部署や組織も整っていない。
(DOHとDSWDの狭間でややこしいことになっているようである)

障害の認定には診断書が要る。
ほとんどの市民にとって、診療費は高い。
もちろん障害の診断も同じである。
きちんとした診断も受けられないまま、自治体の証明書ももらえていないのではないだろうか。

実際、ロハスのSPEDの生徒たちはほとんど持っていない。
プロフィール

coloboocle

Author:coloboocle
福井生まれ、福井育ち、京都にしばらくいて、また福井。
縁あってただいまフィリピンに滞在中。

ろう教育を中心に特別支援教育にかかわっています。

登山とキャンプとおいしいものをあいしています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。