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手話通訳と聴覚障害者に対する情報保障

2010.12.01.20:49

フィリピンには日本のような手話奉仕員・通訳者養成制度はなく、
通訳は教員か障害者団体関係者が行っている。

しかしながらその通訳レベルは日常会話レベルでしかなく、
学校での授業内容や専門的なやり取り、会議やセミナー内容を伝え切れるレベルではない。

情報保障に対する感覚も希薄で、ろう生徒やろう者が同席していても、通訳をしないことがしばしばある。
このことから分かるように、フィリピン人は障害者の持つ権利に対して鈍感である場合が多く、関係者でさえ配慮できていない。

フィリピンには2つの手話通訳者団体がある。
そのうち歴史的に古いPhilippine Registry of Interpreters for the Deaf(PRID)は通訳者養成講座を行っている。
政府による通訳者認定試験はまだない。
また、教会が政治的に大きな影響力を持っており、信者として少しでも多くのろう者を獲得しようと、手話通訳者を育て、派遣している。
各地域の手話通訳派遣に関しては、教会の役割が大きいとのことだ。

手話通訳費用はろう者自身が負担するのが原則で、例えば、大学の授業に通訳を依頼できるのは、経済的に余裕のあるろう者だけである。
フィリピンには現在、手話通訳の仕事で生計を立てている通訳者はいないらしい。

フィリピンろうリソースセンター(PDRC)では主に、手話の辞書をはじめとする出版物の発行、フィリピン各地の手話調査・研究等を行っている。
将来的には、ろう者が自ら手話講習会・手話通訳者養成を行い、手話指導で生計を立てられるようにすることが目標である。
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coloboocle

Author:coloboocle
福井生まれ、福井育ち、京都にしばらくいて、また福井。
縁あってただいまフィリピンに滞在中。

ろう教育を中心に特別支援教育にかかわっています。

登山とキャンプとおいしいものをあいしています。

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