スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SPED センターとスクールの違い

2010.10.24.21:02

フィリピンでSPEDと称される学校には、何らかの障害を有する生徒とfast learnerと呼ばれる優秀な生徒が在籍している。
フィリピンのSPEDは日本で言うところの特別支援学校ではない。
大勢いるfast learnerに対して障害児クラスはその半分以下の人数である。
しかし、SPEDがSPEDたり得るためには障害児クラスが必要である。
「fast learnerだけでいい」と思っているかのような対応もままあるSPED内での現状。
お飾りの障害児クラスになっては意味がない。

SPED CENTERとは一般小学校に間借りをしている状態のことで、それ自体の規模は小さいものの、小学校自体の生徒数は半端なく多い。
一つの小学校で2,000人を越える生徒を抱えていることが多く、それに対してSPEDの人数は10~20人程度、時には5人以下のこともあり、その規模の小ささのために、存在意義が伝わりにくいこともある。

対してSPED SCHOOLは小さいとはいえそれ自体が独立した学校である。
しかしながら、遠方の学校にわざわざ通うことなどしないフィリピンで、この学校の意味はどれぐらいあるのだろうか。

実際、ロハス市でただ一つの公立のSPED SCHOOLである本校には100人余りの障害児が通っているが、人口比でいけばその10倍の障害児が地域で暮らしていることになる。
また、そもそもSPED自体がとても少ない。
子どもの人口が極端に多いフィリピンであるが、SPEDの設置は立ち遅れている。
障害児が通常校に行くことももちろんあり、障害者団体が把握しているだけでも1,140人がインクルーシブしている。
それは地元にSPEDがなく、一番近い学校に行くしかないという、経済的な理由が主である。
ちなみに障害児が学校に通える条件、言いかえれば学校が受け入れる条件は、通えるお金があることと、下の世話が一人でできることである。
これがないと教員は受け入れない。
様々な理由からほとんどの障害児が教育を受けられないのが実情である。
特に肢体不自由児などを受け入れるのは厳しく、人員的にもスキル的にも学校での介助ができない。

私立のSPEDも存在する。ロハス市には小規模ながらも3つの私立SPED SCHOOL がある。公立の学校では何にも要らない授業料が私立では1ヶ月に10,000ペソである。裕福な家庭の子どもだけが通うことができる。

実際に学校に通っている障害児は全体の約2%に過ぎない。
これは社会の責任だと思う。
スポンサーサイト

comment

Secret

承認待ちコメント

2011.04.23.18:45

このコメントは管理者の承認待ちです
プロフィール

coloboocle

Author:coloboocle
福井生まれ、福井育ち、京都にしばらくいて、また福井。
縁あってただいまフィリピンに滞在中。

ろう教育を中心に特別支援教育にかかわっています。

登山とキャンプとおいしいものをあいしています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。